クルミの書棚

書道の紙や道具を入れる書棚を作りました。

 

よく使うサイズの書道紙を取り出しやすく保管するための書棚です。実際の紙を採寸して、製作しました。

本体はクルミの木。部分的にウォールナットを使い、着色なしで木そのものの色を活かしています。

引戸の木には通気を取るために、揺らいだ感じの隙間を開け、取っ手はあえてフリーハンドで削っています。

既製品の取っ手で用は足りるのかもしれませんが、手で触ることでいい艶が出るのが好きで、削って作ることが多いです。

竹の敷居滑りにしているのも、使っていくうちにいい感じになるから。

見えなくなる背板はベニヤを使っている家具が多いですが、できる限り無垢の背板を使っています。

いずれアンティークになることを考えると、このほうが大切にしてもらえるような気がするから。