6年前、三鷹で作ったカフェ「よつば舎」さんから、メールが来ました。「中央線が好きだ。」のパン屋さん特集に載ったので、見てねというお知らせでした。
「リピート必至のパンカフェ」
このカフェはマンションの1階で、元は米屋でした。外観のbefore/afterです。
「北欧のイメージ」「無添加のパンに合う、自然素材の空間」「客席はゆったり。その分厨房はミニマムに。」「作家さんの小作品コーナーも」「外からパンがよく見えるように」というご希望だったので、無垢の木をふんだんに使って、ブルーに塗ったり、自然オイルで木の色を活かしたりしました。
キッチン内の通路はミニマムにしたので、抽斗や扉の取っ手はぶつかったり引っかかったりしないように皮にしました。
タイルは本職ではありませんが、シンプルな角タイルだったので、自分で施工しました。
タイルの施工はやったことがあるのですが、こんなにたくさんのタイルは、結構貼りごたえがありました。複雑な作りだったので、タイルの割り付けも結構頭を使いました(笑)。
壁と天井は、漆喰を塗りました。
トイレとの間仕切部分に、泡入りの透明なガラスと青いステンドガラスをはめ込みました。
トイレのドアは、スギで作りました。不透明なブルーのガラスがポイントです。
トイレットペーパーホルダーは、樹木をイメージしたデザインにしました。
鞄をかけるフック付です。
イスは定番のスギのイス。テーブル天板は、クルミ材を粗く仕上げています。脚は施主さんがイメージするレトロな感じの鉄の脚を中古厨房屋で探してきました。
道行く人に今日のおススメのパンが見えるように、大きな窓のそばにパンコーナーを作りました。
打ち合わせ用に作った、外装がイメージできるミニチュアのドアです。
施主さんが気に入ってくれたので、看板に改造して壁に貼ってみました。
まるで妖精が出入りするドアみたいだね、ということで丁番も付けました。(開きませんが)
窓辺にはベーグルやマフィン、シフォンケーキ。どれもおいしいです。
設計:レインファーム / デザイン施工:イトウタカシ木工房