南アルプスの土偶ネックレス

釈迦堂遺跡博物館のレンコ様土偶ネックレスを作っているのですが、それを見た南アルプス市のふるさと伝承館さんから「うちのも作ってくださいよー」というありがたい話をいただきました。

南アルプス市には、通称「ラヴィちゃん」と「ピース」という重要文化財に指定されているスター土偶がいるのですが、それにも負けない素敵で小さな土偶をモチーフにしました。

縄文前期中盤の小さな土偶で、平面から立体に変わる過渡期にあるものだそうです。

南アルプス市教育委員会発行「大地の記憶」より

5㎝ほどの小さな土偶なのですが、手の曲線などは岡本太郎の太陽の塔の原型を思わせ、目鼻の造りも作為がなくて魅力的です。

特に愛称がないということだったので、「ハグチャン」と勝手に呼ばせてもらっています。
今にも飛びついてきて、ハグされそうなカタチと、ちょうどコロナの感染症が始まったばかりの年でだれとでもハグができる世界になればいいな、という想いも込めてあります。

鉄染めの黒、木灰染めの茶色、生成りの三色があります。
縄文人が利用していたといわれる、栗の木でできています。
1つ1200円でふるさと伝承館にて発売中です。