さざ波トレイ

無垢の木を手彫りしていくと、水面のさざ波みたいに見えてきた。
これは栗の木を彫ったもの。
取っ手のないシンプルなデザインで、指先ですっと持ち上がるよう、四辺を斜めにカットしています。

クリの実は縄文時代の人達にも身近な樹木だったようなので、きっと木を何か道具にしていたのではないかと想像します。手で作るという点では今も縄文時代もあまり変わっていないような気がします。
明るい色の木肌にざっくりとした木目は、和洋どちらでもしっくり馴染むような気がします。
コーヒーにも合うし、日本酒とおつまみを運ぶのもよし。

横長のカタチのトレイは栗のほかに、チェリーがあります。
こちらは優しい木目と赤みのある深い色合いが特徴です。なめし革のような色合いで、使い込むほど深くなっていくのが楽しみな作品です。

工房ギャラリーでは実物を手に取っていただけます。お近くの方はぜひ!
iichiのネットショップでも販売しています。